開業準備を進める中で、不安だったことの一つが人材の確保でした。

医療機関は設備やシステムも大切ですが、最終的には「人」がすべてです。

ありがたいことに、今回集まってくださったスタッフの方々には共通点があります。

それは、問題が起きた時に「どうすればできるか」を考えられることです。

保育園の送迎、家庭の事情、勤務時間の制約など、それぞれが様々な課題を抱えています。しかし、その課題に対して自ら解決策を探し、準備し、実行している姿を何度も目にしてきました。

私は大学病院で30年以上勤務してきましたが、組織を支えるのは能力だけではなく、このような主体性なのだと改めて感じています。

先日いただいたあるメールを読んだ時には、正直少し鳥肌が立ちました。

「こういう人と一緒に働きたい。」

そう思える内容でした。

漫画『SLAM DUNK』で安西先生が桜木花道を見て「これだ!!」と思う場面がありますが、まさにそんな感覚でした。

もちろんクリニック運営はこれからです。

まだ医療事務スタッフや看護師の追加採用も進めていますし、開業後には予想外のこともたくさん起こるでしょう。

それでも最近になって、ようやく少し先が見えてきた気がしています。

私の役目は、優秀なスタッフに無理をさせることではありません。

余裕を持った人員配置を行い、一人ひとりが安心して働ける環境を作ることです。

スタッフが患者さんに優しく接するためには、まず職場がスタッフに優しくなければならないと思っています。

振り返ると、本当に多くの方々に助けられてここまで来ました。

これは偶然なのか、引き寄せの法則なのか、それとも人とのご縁なのか分かりません。

ただ一つ確かなのは、私は決して一人でクリニックを作っているわけではないということです。

開業まであと少し。

支えてくださる皆様への感謝を忘れず、一歩ずつ前に進んでいきたいと思います。